２００９年３月１５日（日） 快晴
山歩きを始めてからずっと気になっていた山が大分県−宇佐市にある。
子供の頃に父の実家に帰省した折に庭先からいつも見ていた三つの山だ。
記憶を辿ってみるに、私が山というものを意識して眺めた最初の山ではないだろうか。
じいちゃんか？、ばあちゃんか？記憶は定かではないが「あれは石山と鬼落しと稲積山・・・・・」と教えてくれた。
その時から私の頭の中に故郷の山としてしっかりインプットされているような気がする。
土曜日は母方の実家で法事があり久々に長男も顔を出してくれたので、老父母も孫の顔が見れてご機嫌だった♪
翌日の日曜日、例会の実施日だが生憎参加できない。
近くで短時間で歩ける山ということで、“鬼落山：大分百名山”と傍の山である“石井山”をセットで歩くことにした。
“鬼落山”は三山の中央に位置して一番高く、最近はネットでの紹介も多くなりコースの様子も見えてきている。
＜コース概念図＞
末地区から眺める石山・鬼落山・稲積山（左より）
 耶馬溪側から県道４４号線を進みＹ字分岐に到着・・・（Ａ地点） ここを右折する。 （画像は四日市側から見たところで、この日は向こう側から来た） |
 Ｙ字分岐の標識 |
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 約７００ｍで今度は右折して橋を渡る。・・・（Ｂ地点） ここまで採石用の大型ダンプとの離合に注意！ |
 橋を右折後は、道を直進すると八幡神社に着く。 |
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 豊前坊・・・英彦山との関係ありか？？？ |
 八幡神社脇のスペースに車は停めた。 昨年の１０月にも一度来ているのでスンナリと到着できた♪ （この時は雨模様で中止して檜原山を歩いた） |
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 林道山袋線の看板 |
 １０：０３ 八幡神社をスタートする。 林道終点まで車で行けるが、歩く時間が短くなりすぎるので ここから歩くことにした。 ここで標高は１００ｍ弱のようだ。 |
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 右手に風変わりな堰堤が現れる。 |
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 杉林の林道を進むとＹ字分岐に出合う。 |
 登山口方向を示す標識があるので右に進む。 |
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 素晴らしい快晴で気温も高い・・・・・傾斜のキツメの林道にすぐに汗ばんでくる。 |
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 ２度目のＹ字分岐・・・・・ 右に延びる林道も立派なのでどちらに進むか迷うが 杉の幹に付けられた標識を見つけた♪ |
 杉の幹に付けられた標識 見上げる位置にあるので ウッカリすると見落とす可能性ありか？ |
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 林道を左から大きく巻くように進むと前方に“鬼落山”が見え始めた。 ここからでは、それほどの急傾斜が待っているようには見えない。 |
 １０：３０〜３９ 林道終点に着いた。 林道はそれほど荒れてなく普通車でも十分これそうだ。 衣服調整がてら休憩とする。 ここで標高は２００ｍ程度だ。 |
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 登山口標識もすぐに見つけた♪ |
 １０：３９ 休憩後、スタートする。 石ころが転がるほぼ直線の結構な斜度だ。 |
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 この時期は雑草も枯れて、木々も落葉でそれほどでもないが 夏場はおそらくブッシュ化して歩き難いと思われる道が続く。 |
 １０：４８ 水の少ない沢に着いた。 右手にもテープがあるが藪で進めない。 苔むした石がころがる沢を１０ｍほど登って 再度、右側にコースを変える。 |
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 １１：０１ 標識と出合う。 ここまでも結構な傾斜で周囲の様子が判らない道を 赤テープを追いかけながら登ってきた。 決して面白い道ではない(^_^;) 時折、コースがカクッと曲がるので 振り返りながら、下山時のイメージを頭に叩き込みながら登る。 要所と思われる箇所には追加の赤テープも少し付ける。 |
 傾斜は更に増す。 土が剥き出しの滑る道だ。 ３週前に歩いた千灯岳の登りを思い出す。 今日はこれを下らなければならない。 難儀しそうだ。（メジャーな山ならロープがあるところか） |
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 １１：０８ 木の幹にしがみ付くようにして鞍部に登り着いた。・・・（Ｃ地点） ここで標高は約４００ｍ |
 見上げれば抜けるような青空だ♪ |
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 まずは左手の“鬼落山”を目指す。 暗い照葉樹の林は僅かで抜けて前方が明るくなる。 ここからは自然林真っ只中といった感じの道になる♪ |
 痩せ尾根風の道になった。 |
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 前方が開け山頂方向が伺える。 素晴らしい青空だ。 |
 宇佐平野から周防灘にかけての展望も抜群。 |
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 前方に大岩が現れ、右側を巻く。 |
 大岩には僅かだがイワマツ（イワヒバ）も付いている。 前日の雨のおかげで葉っぱは全開だ。 |
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 ザレた感じの急傾斜を足場とコースを慎重に確認しながら登る。 ここが一番の難所だった。 ここも普通ならロープがあると思われる箇所だ。 自己責任で登りなさいと言ったところだ(~o~) |
 １１：１８ 最初の展望岩場に着いた。 |
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 由布方向もバッチリと見える。 |
 更に急傾斜を踏ん張る。 |
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 １１：２５ 上の展望岩場に着いた。 ここからの展望は最高だった♪ |
 展望岩場を過ぎると傾斜は緩む。 笹の覆われた道をテープを追いかける。 |
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 足元に今シーズン初見のフデリンドウが可愛らしい♪ |
 アオキも赤く色付いて登山道に華を添えてくれる。 |
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 自然林の気持ちの良い尾根を歩く。 最初、尾根上に出たときは山頂かと思ったが 尾根上は思いのほか長い。 |
 １１：３９〜４７ 暫く歩くと東の端の方にある“鬼落山”山頂に着いた。 山頂は木立で展望は効かないが上部は青空が広がり 明るい。 |
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 三角点を探したがないようだ。 しかし、多くの登山者が設置した標識が賑やかだ。 まぎれも無い“鬼落山”山頂のようだ。 |
 １１：４７ 展望が効かないので昼食は展望岩場と決めて 下山にかかる。 |
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 １１：５８〜１２：２８ 展望岩場からの絶景を楽しむ。 |
 風も無し、座り心地も申し分なし♪ |
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 由布岳 |
 くじゅう連山 |
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 鹿嵐山 |
 八面山 |
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 次に行こうと思っていた“石井山”と 右手は“高山”方向 |
 展望良し、青空良しだ♪ |
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 １２：２８ 展望岩場を後にする。 |
 ここから一番の急斜度にかかる。 |
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 急な下りも無事に通過完了。 |
 １２：４１ Ｃ地点の鞍部まで戻ってきた。 |
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 “石井山”を目指して急傾斜を登る。 最初の取り付きがかなりの傾斜だ。 |
 尾根上のテープを追いかける。 |
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 樹間から“鬼落山”も見え始めた。 |
 １２：５２ ３番目のピークに到着した。・・・Ｄ地点辺り 不覚にもここを“石井山”山頂と勘違いしてしまった。 かくれ名山にしては山頂標識が無いのでおかしいとは思ったが 息子を迎えに、実家に一旦戻らなければならないので 先にも進みたいがタイムリミットとして引き返した(>_<) |
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 夏場は藪になるだろうと思われる尾根道。 |
 １３：１０ Ｃ地点で名残を惜しむように５分ほど休憩し 下山にかかる。 |
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 ストックをたたんで、木にすがりながら下山する。 リーチが短いと辛いくだりだ。 |
 １３：２６ テープと記憶を頼りに無事に沢まで下り着いた。 ここまでくれば道迷いの心配は無い♪ |
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 １３：３３ 登山口（＝林道終点）に飛び出る。 |
 下山は早い(~o~) |
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 林道脇にサツマイナモリが咲いていた♪ |
 杉林は花粉だらけか？ まだ発症してないのが有り難い(^^♪ |
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 林道脇の柿の木と青空・・・・・ 牧歌的な雰囲気が何とも良い♪ |
 １４：０２ 八幡神社に戻りついた。 念願の“鬼落山”をツイに歩けたと満足して実家に向かう。 後で考えると“石井山”は残念だった(^_^;) その内、“高山”も合わせて歩きましょう。 この日のコースは夏は避けた方が良いだろう。 悪路はマムシなど気にしながら歩ける道ではなかった。 |
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